長坂の舎II 再生
祖父の思いをつなぎ、今の感性で再構築した住まいで新生活を
ご主人は建築分野の仕事経験が長く、「自宅の設計を頼むなら、これはと感じる人がいい」との思いがあったとのこと。古民家再生のアトリエに出逢い、「訪ねてみたら中村さんがとても話しやすくて。結果、全てが気に入る家ができました。天井が高いと良いというような風潮がありますが、ここにはいろいろなスケール感があるのが楽しいです」。吹き抜けのダイニングの先には、小上がりの畳リビングがあり、低めの窓から庭を楽しむことができる。かがんで入る小さな和室もある。物置だった小屋裏部分を2階とし、広い寝室と、天窓から光が入る勉強机のスペースが生まれた。
この家のベースはご主人の祖父様が建てた平家。当時から家を支えてきた古材が随所に姿を見せ、他には変えがたい味わいと落ち着きを与える。また、高性能な断熱材を入れたことで断熱性能が大幅に改善され、夏場はエアコン1台で家全体の空調をまかなっている。「珪藻土の壁がカラッとしていて気持ちよく過ごせます」と奥様。 好きな薪ストーブを入れるなど、自分たちの好みにこだわった心地よい暮らしが始まった。
この家のベースはご主人の祖父様が建てた平家。当時から家を支えてきた古材が随所に姿を見せ、他には変えがたい味わいと落ち着きを与える。また、高性能な断熱材を入れたことで断熱性能が大幅に改善され、夏場はエアコン1台で家全体の空調をまかなっている。「珪藻土の壁がカラッとしていて気持ちよく過ごせます」と奥様。
建 築 概 要 | |
建築場所 | 山梨県北杜市長坂町 |
構造 | 木造2階建 |
1階床面積 | 124㎡ (減築約25㎡) |
2階床面積 | 約34㎡ |
延べ床面積 | 約158㎡ |